仕事の評価について


仕事を始めたばかりの頃は何事もうまくいかないものです。職場の先輩も皆、新入社員の頃はいまほど上手に仕事ができなかったはずです。多くの人は経験を重ねることでうまくできるようになります。

 

特に年齢が若いうちは仕事に対して「挑戦する気持ち」を持って欲しいものです。現在活躍している方に話を聞くと、若い頃は「がむしゃらに仕事をした」という話をよく聞きます。時代の風潮もありますが、仕事で評価される為には、変えてはいけないこともあります。

 

豊かな時代になり、特に若い世代で根性や気概といったハングリー精神を持っている人が少なくなっていると言われています。仕事に本気で取り組む姿勢や熱意があれば、多くの職場では専門知識以上に評価される場面もあるでしょう。 

近年では、勤続年数だけで賃金が上がり続ける制度は少なく、仕事の内容や評価に対して賃金が決まる時代になってきたといえます。組織の大小や業種、仕事の内容にもよりますが、一般的には「与えられた責任の重さ」、「成果」、「効率の良さ」が評価基準になってきていると言えるでしょう。

 

新人の時は「仕事量」や「がんばり」で早めに戦力になるだけでも評価されますが、中堅になると、部署内での貢献度や責任の重さが評価基準に変わってきます。また、円滑な人間関係を築けるかどうかもキーポイントになり、自己中心的な考え方や態度の人は上司の支持を得られず、活躍の機会が必然的に少なくなります。

 

組織や部署を任される立場になると、その人がその部署の仕事ができるかどうかよりも、仕事ができる部下を使って円滑に仕事をさせられるかどうかが評価の基準に変わってきます。また、皆を動かすための人間的な魅力も必要になっているでしょう。

 

役職(=仕事のステージ)に応じて求められる成果は違いますが、与えられた仕事に全力で取り組む人は、必ず評価されるものです。